初めてICE×60王座に挑戦したのは、2010年2月の板橋大会。対戦相手の王者は藤本つかさでした。
同年12月にはコマンドボリショイ相手に2度目の挑戦。アイスリボン史上唯一のJWPマットでのシングル王座戦でした。
3度目は2012年7月、地元・北海道で志田光に挑戦。
試合はいずれも敗戦。結局ICE×60時代、ハム子は一度もベルトを巻くことはできませんでした。
初めてのICE×∞挑戦は2013年12月のSKIPシティ大会。
奇しくも、改称後初の挑戦相手も藤本つかさ。
勝てはしなかったものの、完成度の高い見事な試合運びは、近い将来のベルト奪取を予感させるに充分なものでした。
そして−。
ICE×∞で2度目、ICE×60から通算すると5度目のシングルベルトにチャレンジしたのが、2015年の大晦日。
後楽園ホール。
1097人、満員の観客を集めた会場で、星ハム子は遂に勝利します。
ラリアット、ラリアット、バックフリップ。
ラリアット、
ラリアット。
圧巻の畳み込みでカウント3。
こうして、星ハム子は初めてアイスリボンの頂点に立ったのです。