希月あおいがクロスアームジャーマンで勝利したメインイベントにはこんな
サブタイトルが付いていました。
「少しだけさよなら」
高橋李佳、欠場前最後の試合。
高校入試のために一時戦列を離れるというケースはおそらくこれがプロレス
界で初めてのケース。くるみをもって一区切りがついたアイスリボン「伝統」
の源流が高橋李佳なのです。
「平成組」として高橋の盟友であったあおい。
エンディングに選手全員で歌い踊ったあと、リングに残ったのはこの二人でした。
「りーちゃん、受験ガンバ。りーちゃんがいなくても私
頑張っていくから、お互い頑張ろうね」
「またあおいちゃんと闘えたときにはあおいちゃんがもっと
もっと大きくなってること、期待してます。頑張ろうね」
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結局、高橋李佳はプロレスに戻ることはありませんでした。
2007年3月31日、アイスリボンBumB東京大会。
引退の報告のために来場した高橋は、メインのリングアナを務めました、
「フューチャースター、希月〜あお〜い〜」
高橋李佳のコールは、”フューチャースター”引継ぎの儀式でした。
初代が高橋李佳、2代目が希月あおい。
これが”フューチャースター”の歴史です。