希月あおい、189日ぶりの復帰戦。この間、色々な会場で姿は見ていた。
「我闘姑娘でーす!」いつも元気な声でgtkn.comを配り、我闘姑娘のアピー
ルに励んでいたものだった。
でもこの半年という期間には葛藤や苦悩、様々なものがあったのだろうと思
う。経験を積み上げていくライバル、次々にデビューしていく後輩達、ただ
ただ見ているしかない自分・・・よくぞ帰ってきてくれた!
試合開始。
両者握手の際、深々と頭を下げる石井が印象的だ。
コング。
いきなりスタンドの状態で希月の手首を取っていく石井。シブいなあ。
対して希月はボディスラムを連続で放っていく。
続いてランニング式のボディアタック。
そういえばこの技、我闘姑娘の選手がよく見せる技だ。
習得しやすく安全、なおかつ華のある技ということなのだろう。
石井はグランドに誘い、ヘッドシザースからスリーパーに移行。
逃れた希月はドロップキックの連打。
2発、3発・・・
しかし、どれも高さが今ひとつだった。いや、高さ以前に距離感が掴めてい
ない。踏み切りの位置が相手に近すぎて威力に乏しく、見栄えも良くない。
このため、石井に怒りを買うはめに・・・
「なんだそのクソドロップキックは〜〜!?」
確かそんな文言だったと思います(^_^;
とにかく怒った石井、再度グランドに引きずり込んで得意のフェースロック。
ぎりぎりと希月の顔面を締め上げる。
コーナーに振ってのドロップキック、
アームドラッグを経て、今度は肩と腕を同時に極めた。
見るたびに関節技のバリエーションが増えているのに感心する。
団体内にこれほどの使い手はいないから、余計に目立つのだよなあ。
もう立派な石井の個性になっているよ。
何とか難を逃れた希月は逆エビ固め。デビュー戦で春日を破った技だ。
ロープブレイクとなった後、再度のボディアタック。
そしてこれまた得意のセントーン。
ここで、この試合で一番印象に残ったシーンが現れる。
カバーはカウント2でクリアされたものの、諦めずに2度3度とフォールに行く
希月。
勝ちたい!という気持ちがとてもよく出ていたシーンだった。
スタンドに戻った両者はロープ際でのエルボー合戦。
そして石井は遂に非情の攻めを・・・
膝十字。
希月は取られていない方の足で蹴りを入れる。必死の形相。
かない効いているようだ。
リング下ではさくらがアドバイスを送っている。
かなりの時間が掛かったが、ようやくロープエスケープ。
しかし、試合の大勢はここで決まってしまったような気がする。
ボディアタック。
強烈なミサイルキック。
そして最後はあの技で・・・
復帰戦は勝利で飾れなかったが、希月あおいへ。
大好きなリングに、おかえり!
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