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我闘姑娘シーズン2 「プロレス少女たちの野望Vol.1」
第6話 宿題
4.『エースをねらえ! 』30分一本勝負    
零 vs 夏樹☆ヘッド


「試合内容については何の心配もしていない。きっといい試合になる」
興行開催前、ブログでそう書いた試合。

まずは零。
零の試合を一言で書くと、「キレイ」ということになる。
だがこれは「そつがない」とも言い換えられる類ものだったり、へたすれば
「退屈」と感じられたりもする辺りがプロレスの難しいところ。
果たして、今日の試合の行方は・・・







夏樹はいつもの通り、ガンガンと攻めていく。
だっこスリーパー。
この後にはぶら下がったままのフロンとスリーパーも見せた。











コーナーに上った零を追いかけ、飛びつきのヘッドパッド。
これに続くはもちろん、ヘッドでのアゴ砕きだ。











零のジャーマンは見事の一言に尽きる。
これほど完璧なジャーマンは、最近見た中では前村早紀くらいのものだろう。
我闘姑娘について考える時にいつも出てくる思いが、
「スープレックスの使い手がいれば・・・」
という事。
プロレスの一番の華は空中殺法よりもブリッジだと思うし、同好会だのゴッコ
だのと言う、何かとかしましい外野の声に対する一つの反証にもなり得る。

そういう意味で、なつみ知香の抜けた穴は大きかった。
市井さんは・・・あの体の固さじゃ絶対無理だろうしなあ(^_^;
ここにいたんじゃないか!零のスープレックスを見て思った。



続いて放ったのは、これも非の打ち所がないムーンサルト。
しかし、これでも夏樹を抑えることは出来なかった。

ボディシザース。
一度フォールに行き、返されるとそのままの体勢でグルグルと回転する。
そして再度のフォール。
零は返せなかった。夏樹の勝利。
決まり手はトリプルサイクロンだが、今日はダブルサイクロンだったね。






総評。
つまらない試合だった。
非情な書き方だが、そう感じてしまったのだから仕方がない。
数多くの技が出て、どちらも負けずにやりあったのに、なぜそう感じたのだ
ろう?感情が出ていない?うーん。決してそうとは言えないような気もするし、
ちょっと宿題にさせてください。

本当にプロレスって難しいね。
だからこそ追いかけがいもあるのだけれど。




×零(8分35秒、トリプル・サイクロン)夏樹☆ヘッド○


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