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我闘姑娘シーズン2 「プロレス少女たちの野望Vol.1」
第8話 そしてリングはカオスの場へ


いよいよメイン。
コールの前、春日に何やら耳打ちする市井。












「いちい〜ま〜い」


シャー!(≧∇≦)/


ハルヒのシャー!(≧∇≦)/は初めて見たような気がする。







と、 直後に行った!
まだ紙テープの舞う中、舞組の奇襲攻撃だ。


さっきの耳打ち、

「ハルヒ、シャー!(≧∇≦)/やったら突っ込むからね」
などと言っていたのだろう。

そして市井はプランチャを見せる。
リングに戻ってvsさくら。



替わって高橋の登場。
ドロップキック、首投げ、ボディスラム、フロントのヘッドロック。
これをそのままの体勢で市井が自コーナーまで押し、注目の春日にタッチ。

まずは高橋をコーナーに詰めてのストンピング。
ランニング式のボディアタックは、例によってキャッチされる。
例によってって(^_^;
市井と高橋の闘いはロックアップから。ロープ際で互いに体を入れ替えなが
らのエルボー合戦。
そして市井がコーナーに振った高橋にドロップキックからストンピング。
高橋は続いて腕を取られるもあっさりと取り返し、さくらにタッチ。



ここで舞組の連係攻撃が火を噴く。

出た!「らんらんらん攻撃!」

技の名前あったっけ?
自分の中ではこれが一番しっくりとくるんだが、らんらんらん♪

それにしても市井さんの顔、楽しすぎ。









  ビバ!舞組!



この写真だけは正面で撮らないと寂しいものがあるねえ。







さくらと市井はエルボーを打ち合う。
そしてさくらは市井をロープに貼り付けにしての水平チョップ連打。
その後、逆エビ。
必死の形相でロープを見据える市井。

その時、リング下にいた春日は・・・









  舞さーん、ガンバ!



とでも言っているかのようなポーズ(^_^;








春日は例によってボディスラムを狙うも、













やっぱり逆襲される。

替わったさくら相手にチョップで攻め込まれたものの、ベイダーアタックの
連打とコルバタで盛り返していく。

市井のシャー(≧□≦)/(コーナーにいる選手へのダブルニー)
春日のベイダーアタックに続いて極めたのは・・・







出た!
合体式のお嬢様固め!


これってIだっけ、IIだっけ?


春日は足四の字を高橋に仕掛ける。
THE WOMANの時のような超高速ではなかったものの、
やっぱり裏返しにされてしまう。




そこに飛び出し、

    ごろん

と元の体勢に戻してあげる、やさしい市井さん。

その状態でさくらのボディプレスを浴びた春日は続いて高橋にもボディスラム
を連発されるが、耐えてお嬢様固めIIIを極める。






この試合のハイライトは、さくらのチョップと市井のキック合戦。
お互い一歩も引かない。












二人の意地を感じさせたシーン。

小橋vs健介戦をちょっとだけ思い浮かべる。










戦局は場外へ。

さくらのプランチャを皮切りに、
高橋のエプロン側転アタック、
締めは舞組のこの技だ。

タイタニックー!

断崖式というか奈落式というか、
凄いんだか凄くないんだかよくわかりませんな(^_^;





リングに戻ってもタイタニックを決めた舞組だったがさしたるダメージは与え
られず、市井がさくらと高橋に連続のミサイルキックを浴びてしまう。


高橋のそれは、仮面ライダーみたいでかっこいい。
とりゃー!








さくらが市井の両腕をフック、ダブルアーム式のバックブリーカーかシューク
リームか、という体勢。
救出すべくさくらの背後のコーナーに上った春日だったが、高橋が捕獲。
これを見たさくらはボディスラムに切り替えて市井をマットへ。
そして・・・









ファンタスティックフリップ!


違う!
アイコノクラズム!

落下させたところにも敵がいるという、一石二鳥の攻撃。







春日がこの日一番勝利に近づいた攻撃が左の写真。
かつてIWAで夏樹から幻の3カウントを奪った、逆さ押さえ込みからのアレだ。
写真はちょっとタイミングが早すぎましたな。
このジャックナイフでもなくヨーロピアンクラッチでもない、
ハルヒクラッチとでも表現するしかないこの技はかなり効果があるよう。
この日のさくらもぎりぎりでクリア。

惜しい!






市井の志賀蹴りが爆発。

ってこれも公式の技名とはかけ離れた表記なのだが、気に入っているので
これで通させてもらう。
本家よりも奇麗にヒットし効き目もありそう、というのが特徴です。









しかし、この後流れはさくら組へ。
カウンターのトラースキックを浴びた市井は、続けて高橋のヒップドロップを
受けてしまう。
そしてさくらが担いだ。
ひねりながら落とした。
アイスドライバー。

よくこんなに人の体が回転するものだと、この技を見るたびに思う。
市井、返せず。




呆然とする春日。バン!両手でマットを叩く。

さくらがマイクを取る。
「絶対に試合に勝つのが市井舞なんじゃないのかよ!」

そして春日に突き刺さったのは、
「春日なんか選んでるから勝てねーんだよおめーはよ!」
という二の矢だった。






春日は激昂してさくらに殴りかかる。
と、今度は高橋がマイクを握る。

「萌ちゃん。頑張ってるだけじゃ駄目なんだよ」

驚いた。
これは中学生の発想ではない。
頑張った人が誉められるのが学生。
頑張っても結果を出さなければ評価されないのが社会人。
これはもう、大人の発想だ。





「ハルヒは☆$б▼※◇刀秩I!!」


言葉にならない言葉を発し、今度は市井が高橋に殴りかかる。



かくして、リング内は大混乱に陥った。






♪ちゃっちゃっちゃちゃっちゃらっちゃちゃっ
 ちゃらちゃっちゃちゃっちゃっちゃん

脳内に流れてきたのは、ドリフターズ「8時だよ!全員集合」のコント終了時
に流れる「盆回り」というテーマ曲だった。

はへ?ドリフ?盆回り?
という方も多そうで恐縮です。ちょっと検索掛けたら聴けるはずです。
というか、聴けました(^_^;名曲です。





かつてのZERO-ONEの創成期はいつもメインの後が大乱闘になり、
大騒ぎのたびにこの曲が頭の中を駆け巡ってめちゃくちゃワクワク
したものだ。
つまり、これって賛辞なんだよ。
賛辞も賛辞、大賛辞。








「止めなよ!みんなカッコ悪いよ。誰が頑張ってたっていいいけど、
プロレスラーなんだから誰が強いか決めようよ」



カオスの場をぴたりと沈静化させたのは、チャンピオンのマイクだった。

このマイクを聴いて、
「お前は前田日明か!」
と物静かに叫んだ昭和のプロレスファンも多かっただろう。
少なくとも、私はそうです。





しかし、この一言でまたもカオスに再々々々くらいの突入。
見事なTo be continuedのエンディングだったと思う。



今日ちょっと不満だったのは、せっかっく総出で元気から奪ってきた
アイアンマンのベルトがうまく生かせなかったこと。
ベルトなんだから試合で、という考え方という考えなのかもしれないが、
あのベルトはとにかく何でもアリというコンセプトが初めにありきの
ベルトなのだから、もっともっと使い倒さなきゃ。





最後にちょっと書かせてください。

今日の早乙女未来は、めちゃめちゃ可愛く見えた。


いや、アイドルなんだし実際可愛いんだが、今日は特に。
それだけ鉄柱運びの光景が鮮烈だったのだろうな、きっと。





ということで、2・12我闘姑娘観戦記、これにて終了です。
いかがでしたでしょうか。
試合の、興行の雰囲気は伝わりましたでしょうか。
ひと興行をこれだけの分量で書くというのはなかなかに大変であり
時間もえらく掛かりはするのですが、やっぱり我闘姑娘の興行は
特別中の特別なので、今後も続けていきたいと思っております。
それではまた、次回興行でお会いいたしましょう。



もう明後日ですが(^_^;
                       (2006年3月23日 了)




×市井舞・春日萌花(19分1秒、アイスドライバー)さくらえみ○・高橋李佳


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