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我闘姑娘シーズン2 「プロレス少女たちの野望Vol.2」
第2話         技         


2nd Stage Aブロック1回戦、第1試合は石井vsあいか。
あいかを自宅に泊まらせる作戦を練るなど、ベルトに対する意欲は我闘
姑娘の中でも一番かもしれない石井にとって、大チャンスの試合だ。

しかし試合開始早々、フェイバリットであるダイビングセントーンをかわさ
れてしまう。
そしてチャンピオンが繰り出したのは・・・







そう、『あの』ジャーマン。
見事なブリッジだ。
足の裏全体が地に密着している状態なのにこの反り方、というのは中々
見れるブリッジではない。

べちゃっと投げた後、申し訳程度にブリッジする選手も少なくないからなあ。
(ワタシはこれを「後付けジャーマン」と呼んでいます)
あいかには女子プロ一の使い手を目指して欲しいと思う。
彼女だったら普通に成れそうな気がするな。





石井はこれを返せず3カウント。
春日に続いて石井までも秒殺に葬ったチャンピオン、強いよ・・・

だが欲を言えば、もっと長い時間で試合の組み立てなども見てみたいの
だけどなぁ。

まあそれは次の試合のお楽しみだ。







Aブロック1回戦、第2試合は市井舞vs零。

主導権を握ったのは零だった。
膝蹴り、ジャーマン、そしてこの日初めての場外戦。
リング内に戻るとミサイルキックの連打だ。
その後もブレンバスターやムーンサルトで追い打ちをかける零。








だが、ちょっと攻め手に一貫性がなかった。
もっとつなぎの技を入れるとか、入れないにしても同じ箇所を攻めるなど
の工夫が欲しかった。
考えるに、零の弱点って「器用貧乏」な所なのかも。
何でもできるが故に何でも出すし、それが却って個々の技のインパクトを
弱めているのかもしれない。








ずっと続く、市井苦悶の表情。

活路を開いたのは、やっぱりキックだった。











二段式のハイキックがズバリと決まり、市井の勝利。

対照的ですな。

零の攻撃を記述すると様々な技の名前の羅列になってしまうが、
市井の攻撃を記述しようとすると「蹴り蹴り蹴り」と書くしかない。

市井舞のプロレス観を一度じっくりと聞いてみたいものだ。
蹴り志向であるのは見ての通りだが、どこまでの覚悟があるのか。
他の全てを捨てて、前川久美子までの高みを目指す気持ちはあるのか。




おそらくそれは、とても険しい道になると思う、
前川のように蹴りだけで試合を組み立てて魅せていくというのは。
才能と努力がカチリと噛みあわなければ成し得ない”偉業”。
まだ2年目とはいえ、市井舞に残されている時間はそう長くはないという
予感もするしなあ・・・


何はともあれ、コマは進めた。
次はあいか戦。
いくら市井でも普段の闘い方はできないだろうから、ここはひとつ、
プロレス頭をじっくりと見せてもらいますよ(☆o☆)


            【2nd Stage】
              「実力」
              ブロック別シングルトーナメント

              ・Aブロック1回戦
                ○あいか(1分5秒、ジャーマンSH)石井美紀×
                  ※あいかがアイアンマン王座6度目の防衛

              ・同1回戦
                ×零(8分7秒、二段ハイキック)市井舞○



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