2nd Stage Bブロック1回戦、第2試合はさくらvs高橋。
ここ新木場でさくら相手にデビューした高橋にとっては、その後の成長を
見せつける格好のシチュエーションとなった。
さくらが開始早々に放った花道でのボディスラムはあの日の再現。
しかし、高橋はすぐに反撃、さくらをボディシザースに取る。
序盤戦で非常に印象深かったのは、さくらが攻められながらもとても
楽しそうな表情だったこと。
これも一重に高橋の成長によるものなのだろう。
デビュー戦の頃はとてもそんな余裕なかっただろうし。
高橋は倒したさくらの両足を掴みヒップドロップを落としカバー。
返されるとストレッチ技に移行した。
そうそう、こういう技。
我闘姑娘の選手に欲しいのはこういう細かいつなぎの技なのだ。
試合に緩急がついて、とても締まったものになるから。
エルボー乱打からランニングボディアタック。
デビュー戦で場内の度肝を抜いた、エプロンからのムーンサルト。
バックブリーカーで反撃を食らうも、シュークリームを防いでミサイルキック。
そしてコーナーからのダイビングヒップドロップ。
この試合で一番驚いたのが、この技だった。
自分の腕と足で相手の両腕を極め、勢いをつけて叩きつける・・・
野橋真実が使う「逆打ち」?
ビックリ。
満を持して放ったのが、第3回興行でさくらを葬った回転式のダイビング
ヒップドロップ。
フォームが奇麗、何より安心して見れるのがいい。
あの若さとキャリアで、繰り出す技に波がなく安定しているというのが
高橋李佳の凄いところ。
これはもっともっと評価されてしかるべきだ。
だが、さくらの牙城を崩すことはできなかった。
シュークリームにギブアップ。
結果的にはデビュー戦と同じフィニッシュとなってしまったけれど、
高橋の成長ぶりはさくらも認めたことだと思う。
さくらが先に右手を差し出し、握手。
健闘を称え、高橋の右腕を掲げる。
1年後。
それ位の時期に、また二人の試合が見れたらいいな。
高橋李佳・中学卒業記念マッチ。
きっとさくらもうかうかできなくなってるよ、その頃には。
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