平成vs昭和の第2ラウンドは高橋vs石井。


最近とみに安定感の増している高橋と早くも独自のスタイルを築きつつ
ある石井の対決は、非常に勝敗の読みづらいカードだと思う。

さくらからのアドバイスがあったのかどうか、石井も一点集中の攻撃に出た。
さくらの腰攻撃に対して、石井は足攻撃。

高橋は苦悶の表情。


石井はその後も高橋の足をボトムロープに掛け、体重を浴びせていく。
石井の冷静で理詰めの試合の組み立て方は、あのキャリアではなかなか
できるものではない。

一方の高橋はヒップドロップで対抗。
だが、コーナーから放った一発はかわされてしまう。
これが当たっていたら試合の流れはがらっと変わる可能性もあっただけに、
高橋にとっては悔やまれる場面だった。

高橋が両手を挙げてアピールしたシーン。
その隙を、石井は見逃さなかった。
片腕と首を取ると、河津落としへ。
うまい！


こういうちょとした場面に、レスラーとしての”応用力”が出るのだよなあ。

高橋を倒した後は再度の膝攻め。
最初はノーマルな膝十字だったが、

自分の左足を高橋の両足の間に入れ、クロスさせて締め上げていく。
ひょっとしてこれは・・・
クロスヒールホールド！？

ちょうど試合を見ながら自衛官という石井の前歴と、特殊部隊教官という
前歴のヴォルグ・ハンを重ね合わせていた最中だったので、この技の移行
にはハッとした。
石井が極めているのはヒールではなくあくまで膝なのだろうが、ちょっと
連想してしまった次第。

勝負どころと踏んだ石井は渾身の力を込める。
高橋はたまらずタップ、これで昭和組の連勝となった。

一点集中のダブルコンボという戦略で、平成生まれの中高生を降した
さくらと石井。まさに”大人”を感じさせる試合だった。

うーん。



昭和の知恵（^_^；

一方の平成組。どちらも完敗に終わった試合だった。
果たして、メインは・・・


ますます不安が募っていく。
今日の興行がハッピーに終わるかそうでなくなるかの鍵を握っているのは、
間違いなく希月と高橋だろう。

とにかく、二人ともいったんクールダウンすることだ。
頑張れ！