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我闘姑娘シーズン2 「プロレス少女たちの野望Vol.5」
第3話 トムと馬場さん              


「一番勝敗の読みづらいカード」。

前日ブログに書いた展望で、この試合のことをそう書いた。
上昇気流に乗る希月か、独自のスタイルを築いている石井か。

希月はコーナーへつめてのストンピングで攻めるが、
石井はすぐにドロップキックでお返し。

その後、希月もドロップキックを見舞うが・・・





やはり、距離感が合っていない。
「くそキック」(石井・談)
と言われてしまったリベンジは果たせずに終わってしまう。
うーん。



非常に琴線に触れたのが、ボディスラムを連続で浴びた後に
石井が見せた動きだった。





サササササッ

高速の匍匐前進。

「おぉぉぉトム・ハワードだぁヽ(゚∀゚)ノ」

ヴォルグ・ハンに続く、同業トリビュート(?)なムーブ。
美紀さん・・・

実は物凄いマニアなんじゃ(^_^;



また展望記の話に戻る。この試合の「焦点」として挙げていたのが、
「石井が希月の膝を攻めるのか否か」という点。
そして、石井は攻めてきた。

苦痛の表情の希月。だが、ここでは終わらなかった。
長い時間苦しんだ末にようやくエスケープ、反撃に移る。
エルボー連打の最後は体ごとぶつけるような一発でダウンを奪う。







そして、石井の回転エビに端を発したエビ固め合戦。
いわゆる、ギッコンバッタンというやつだ。
何度もマットを叩くレフェリーだが、カウントの対象は1回ごとに入れ
替わっている。










串刺しのドロップキックの後、ふわりと浮いた石井の
ランニング・ネックブリーカー。


奇麗なフォームだなあ。









そしてコーナーからのボディアタック。
更にはミサイルキック、ボディスラム・・・

それでも沈まないのは、希月の成長の証だとも言える。
コーナー上の石井を捕らえてデッドリー・ドライブを放つと、
体当たりエルボーでカバー。

続いて、ジャイアント・バックブリーカーを極める。






馬場さんが亡くなったのが、1999年1月。
希月は10歳の少し手前ということになる。
馬場さんが使っていた時代には、多分生まれてもいないよなあ・・・



・・・・



というか、この技の元祖が馬場さんだって知っているのでしょうか(^_^;?



そしてコーナーへのジャンピングニー。

うーむ。

希月のこの技、実は感心していない。
なぜかというと、「ドロップキックの代用品」に見えて仕方ないから。
ドロップキックがきちんと打てるようになってから使うのであれば
何も言わないけれどね。


対角線でもう一発放った後、ボディスラムで投げてコーナーへ。



旋回式ダイビングボディプレス。
不思議と滞空時間の長さを感じさせる技。 石井、返せず。



希月は石井に初勝利、2月の借りを返した。
同時に、メイン出場が決定する。
これで3大会連続だ。






膝は大丈夫なのだろうか?心配だ。


でも、今の希月ならばきっとやってくれるだろう。
ここまでの勢いにさらなる勢いを乗せて・・・

いざ、メインへ!







    3.シングルマッチ20分1本勝負
       ×石井美紀(6分50秒、旋回式ダイビングボディプレス)希月あおい○





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