きっかけは日曜日に実施された体験会への参加だった。のちにプロレス一本に絞ることを決意
し、務めていた銀行を退社。アイスリボンの練習生となり、ユキ(仮)を名乗るようになる。
デビューが発表されたのは、2014年9月の横浜リボン。「無事デビューできるかかどうかは
そこまでの2ヶ月をどう過ごすかに掛かっているかと思う」と足が地に着いたマイクで選手や
観客をどよめかせた。
2014年11月24日、試合前にリングネームが「雪妃真矢」と発表される。その日の第2試合にて
つくしと組み、中川ともか&くるみ組相手にデビューを果たす。
12月28日、後楽園大会にて初勝利を挙げる。決め技となったスワントーンボムはこの技の名
手、チェリーの直伝であった(技名はスノウトーンボムとなる)。
2015年2月、試合中に右手中指を骨折。3月には自宅で足の薬指を骨折。5月に復帰したもの
の、翌月の道場マッチで鎖骨を骨折。欠場期間は通算8か月に及んだ。同年11月、世羅りさと
組み「アジュール・レボリューション」を結成。継続的なタッグチームとして活動していく事
になった。
2016年3月、OZアカデミーにて尾崎魔弓とシングルマッチを行った後に正危軍入りの勧誘を
受け、これを快諾。以降、OZマットでは「雪妃魔矢」の名で活動していく事になる。
もう一つは「雪妃真矢7番勝負」の実施。豊田真奈美をはじめとして、名だたる選手を相手に
シングルマッチを行うという、実に貴重な経験を積んだ。
同年11月には日本テレビ「Momm!」に出演。雪妃は「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」を歌い、
94点を獲得。願いである女性限定無料興行を実現させた。
2017年7月、ラジアントホールにて井上貴子と組んだ雪妃は、紫雷美央から受け継いだ紫閃
光で世羅りさをフォール。8月の後楽園大会で世羅の持つICE×∞王座に挑戦した。
かつては「勝つのは世羅、負けるのは雪妃」と言われたアジュール・レボリューションだった
が、試合をこなすうちに徐々に結果が出るようになっていく。そして10月29日、後楽園大会
にて遂にリボンタッグを奪取。プロレス人生初のベルトを巻いたかと思うと、同日夜には尾崎
魔弓&雪妃魔矢組がOZ認定タッグをも手中にした。
2018年8月、団体2度目となった横浜文化体育館大会ではメインイベントにて藤本つかさの持
つICEx∞王座に挑戦。勝てはしなかったものの、同年のベストバウトに選出される大激闘を
展開した。試合後には藤本より新選手会長に任命された。
年末の後楽園大会では見事に雪辱を果たし、初めてのシングル王者に輝いた。2019年3月には
GEKOKU娘を撃破しリボンタッグ王者に返り咲く。同年5月にはバニー及川を降してトライア
ングルリボン王座も獲得。藤本つかさ以来2人目、9年ぶりの三冠王者となった。
同年9月、横浜文化体育館大会にて2年連続のメインを務める。世羅りさとのアジュレボ対決
を制し、藤本つかさとの30分時間切れで剥奪されていたICEx∞のベルトを改めて巻いた。
文体から9日後にはバーニングロウを降し、アジュレボ3度目のリボンタッグ王者となった。
フェリス女学院卒業で、英語・韓国語・スペイン語が話せるマルチリンガルという才媛。
スポーツ暦はダンス。小学生時代に社交ダンス、それ以降はガールズ・ヒップホップを習っ
ていた。その片鱗はアイドルユニットJPRとのコラボ・JPR−RIBBONで見ることができた。
CDや写真集の発売など、プロレス外の活動も数多くこなしている。
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